導入美容液 は 意味がない ?

 

導入美容液という「化粧品会社の嘘」

「化粧水の前にこれ一本! 浸透力が劇的に変わります」

 

そんなキャッチコピーを耳にしたことはありませんか? 今やスキンケアの定番となった「導入美容液(ブースター)」。

 

 

簡単な市場調査を行ってみたところ、現在日本全国のメーカーから販売されている導入美容液の数は、確認できただけでも総数300点以上。価格帯も、手軽なプチプラなら2,000円〜3,000円台ですが、デパートに並ぶものなら10,000円〜20,000円を超えるものまで存在します。

 

 

洗顔後、真っさらな肌にまず土台を作る。その後に塗る化粧水がグングン吸い込まれていく……。そんな魔法のようなステップとして定着していますが、実はここに、美容業界が長年ついてきた「ある嘘(うそ)」が隠されています。

 

 

 

 

 

「浸透が良くなる」は物理的にあり得ない

 

結論から申し上げます。 導入美容液を事前に塗ったからといって、その後の化粧水の浸透は変わりません。

 

 

導入美容液を塗った直後の肌は一時的に角質が柔らかくなります。これを「膨潤(ぼうじゅん)」と呼びます。この柔らかくなった感覚を、私たちは「化粧水が入りやすくなった」と錯覚しているに過ぎないのです。

 

 

また、多くのメーカーが導入美容液を塗れば、「肌の通り道を作る」「道筋を整える」といった表現を使っていますが、人間の肌(角質層)の構造はそんなに単純ではありません。

 

 

角質層は、細胞がレンガのように積み重なり、その間を「細胞間脂質」というバリア機能がガッチリと埋めています。 もし、導入美容液を塗るだけでそのバリアが簡単にこじ開けられ(バリアを破壊し)、化粧水が「奥へ奥へ」と入っていくのだとしたら、それはもはや化粧品の域を超えて「劇薬」に近い反応です。

 

 

実はココだけの話、導入美容液を塗ることで、その後の化粧水の浸透は悪化します。なぜなら、多くの導入美容液にはスクワランやホホバオイルなどの脂系成分が入っています。これを塗った後に化粧水を塗っても、肌は脂で蓋をされた状態なので、むしろ化粧水の浸透は落ちるのです。

 

 

 

 

 

導入美容液で得られる「効果」は?

 

導入美容液を塗ることで得られる効果は、実際にはこれくらいしかありません。

 

  • 洗顔後、すぐに化粧水を塗れない時の「つなぎ」の保湿
  • 角質を一時的に柔らかくし、手触りを滑らかにする
  • 丁寧なケアをしているという心理的な満足感 

 

ではなぜ、こんな「使ったからと言ってあまり意味をなさない導入美容液」を、超大手など多くのメーカーが発売しているか?

 

それは、「簡単に騙して売れるので、儲かるから」です。

 

「化粧水の浸透が高まる♪」という偽りのイメージに心躍り、導入美容液を購入する女性が日本中にたくさーーーーんいるから、超大手も、あの大手雑貨メーカーも、導入美容液の販売に注力しているんです。これ、心苦しいけれど事実です。

 

 

 

 

嘘に惑わされない美容を

「導入美容液を塗らないと化粧水が無駄になる」という強迫観念を抱く必要はありません。高価な導入美容液を買う予算があるのなら、それを本命の美容液やクリームに回す方が、肌にとってはよほど効率的です。ご自分の肌悩みに合った製品を、しっかり吟味して、毎日コツコツ丁寧に使うようにしてください。

 

美肌への近道はありません。

 

 


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