なぜ首にシワができやすい?

【はじめに】首だけ急に老けて見える理由

鏡を見ると、顔は一生懸命お手入れしているのに、ふと首元の細かいシワや横ジワが気になることはありませんか。

実はその大きな理由のひとつが、首の皮膚は、顔の皮膚よりも薄くてデリケートという点です。

この記事では、

  • 首の皮膚はどれほど薄いのか
  • なぜ首にシワができやすいのか
  • 顔と同じケアでは足りない理由と、首ならではのケア方法

を分かりやすくまとめていきます。

首の皮膚は、顔の約3分の2の厚さしかないという事実

皮膚は大きく分けて、表皮・真皮・皮下組織という層でできています。顔の皮膚の厚みが約1.7mm前後とされるのに対して、首はおよそ1.2mmほど。

つまり、首の皮膚は顔のおよそ3分の2の厚さしかないということになります。

さらに首まわりには、次のような特徴があります。

  • 真皮が薄く、ハリを支えるコラーゲンが少なめ
  • 皮脂腺が少なく、乾燥しやすい
  • 汗やムレの影響を受けやすく、バリア機能が乱れやすい

数字だけ見ると「少し薄いだけ」のように感じますが、常に動かし続ける場所であり、しかも一年中露出しているパーツという条件が重なることで、ダメージが蓄積しやすくなります。

薄いからこそシワになりやすい首。横ジワが刻まれるメカニズム

首は、うなずく、スマホを見る、枕に乗せるなど、一日中よく動くパーツです。このとき、薄い皮膚が同じ場所で何度も折れ曲がることで、次のような変化が起こります。

  • 同じ位置に折れジワがつきやすい
  • 乾燥していると、その折れジワが元に戻りにくい
  • 紫外線ダメージが重なると、コラーゲンが減少し、深いシワとして固定される

特に、いわゆるネックレスラインと呼ばれる横ジワは、一度刻まれるとファンデーションでも隠しにくく、顔よりも首のほうが「見た目年齢」を左右すると言われるほど目立ちます。

 

顔と同じケアでは不十分。首ならではの3つの弱点

首の皮膚が薄いということは、顔と同じ【攻めのケア】だけでは負担になりやすいということでもあります。

  1. 刺激に弱い
    ピーリングや高濃度のレチノール、拭き取り化粧水など、顔では問題なく使えても、首には赤みやかゆみが出てしまう場合があります。
  2. 乾燥しやすいのに、自覚されにくい
    皮脂が少ないためカサつきやすい一方で、テカらないので放置されがち。気づいたときには、シワが固定化していることも少なくありません。
  3. 紫外線ケアが届きにくい
    日焼け止めは顔までで終わってしまい、耳の後ろや首の側面、デコルテがノーガードになっていることが多いのも、首の老け見えを加速させるポイントです。

 

薄い首の皮膚には、顔とは違う【守りのケア】が必要

ここまで見ると、首には顔と同じケアでは足りないことが分かります。首に必要なのは、

  • 乾燥させないように包み込むケア
  • 日々の負担を減らすケア
  • やさしく巡りを整えるケア

イメージとしては、薄いシルクのスカーフを扱うように、こすらず・乾かさず・光から守るケアを意識することが大切です。

 

今日からできる、首専用ケアの具体的なステップ

ステップ1:スキンケアは「顔から首の側面まで」が基本ライン

化粧水や美容液、乳液をつけるとき、顔だけで終わらせず、首の前面〜側面までを一緒にお手入れする習慣をつけます。

このとき、下から上へなで上げるように手を動かすと、シワの溝に対して逆方向から保湿成分を届けるイメージになります。

ステップ2:顔より少しこっくりしたテクスチャーを選ぶ

首は皮脂が少ないため、水分だけではすぐに乾いてしまいます。顔がさっぱりタイプのジェルであっても、首にはクリームタイプや首用クリーム・首用シートマスクなど、油分と密閉力のあるアイテムを組み合わせるのがおすすめです。

ステップ3:摩擦と折れジワを減らす生活習慣にする

  • タオルでゴシゴシこすらず、やわらかいタオルで水分を押さえるように拭く
  • 枕の高さを見直し、あごが胸に近づきすぎない姿勢で眠る
  • スマホを見るときは、画面の位置を少し高くして、長時間の下向き姿勢を避ける

ステップ4:日焼け止めは「あご下まで」がワンセット

日焼け止めを塗るときは、顔の途中で終わらせず、あご下・首の側面・デコルテまでを一続きで守るイメージを持つと、首のシミ・くすみ・シワ予防につながります。

 

まとめ:首の皮膚は「顔より薄いデリケートゾーン」。ケアもひと工夫を

首の皮膚は、顔の皮膚の約3分の2の厚さしかありません。薄くて乾燥しやすく、よく動き、しかも紫外線を浴びやすいという条件が重なっているため、シワやたるみが目立ちやすい場所です。

だからこそ、顔とまったく同じケアではなく、首専用の【守りながら育てるケア】が必要になります。

  • こすらない
  • 乾かさない
  • 紫外線から守る
  • 少しこっくりめの保湿で包み込む

 

 

 

 

 

 

首元の印象が変わると、横顔も後ろ姿もぐっと若々しく見えます。毎日のスキンケアの最後に、数十秒の「首専用のひと手間」を足してあげることが、数年後の見た目年齢の差になってあらわれてきます。


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