無添加化粧品が腐らない理由

自然派という不自然さ

 

こんにちは安心院化粧品(あじむけしょうひん)の広報です。

いきなりですが、あなたに「質問」です!

 

Q「なぜ“無添加化粧水”は、常温保存でも腐らないのでしょうか?

(答えはのちほど)

 

 

ドラッグストアやデパートに行くと、「無添加化粧品」「防腐剤不使用の自然派化粧品」なんてもので溢れかえっていますよね。でもちょっと不思議に思いませんか?

 

いわゆる「無添加化粧品」とは、防腐剤などの添加物が無添加で(入れずに)、植物や自然界から得られる「エキス」のみでつくった、肌に優しい化粧品である。と、イメージしますよね。

 

んん~~~~、ちょっと待って!これってとっても不自然。

 

たとえばですが、富士山麓のきれいな湧き水をペットボトルに汲んで、自宅で常温保存したとします。

 

 

 

 

すると3日程度で飲料には適さないほどの雑菌が繁殖してしまうんですよね。(ちなみに市販のミネラルウォーターは熱処理をしているので長期保存OKだそうです)

 

水ですら雑菌が繁殖するのに、「植物の搾り汁(美容エキス)」を放置して雑菌がゼロ! なんて、ちょっと非現実的です。

 

ということで、これで「防腐剤を入れていないのに、1年間以上も腐らない化粧品」なんてものは、眉唾物だ。ってこと、理解いただけましたでしょうか?

 

 

 

 

 

キャリーオーバーという、メーカーが隠したい秘密

 

 

では、防腐剤を入れてないのに、なぜ無添加化粧品は腐らないのか?

を解説していきます。

 

とある「無添加化粧品」のパッケージに記載されている成分表を見ると、たしかに「いわゆる合成防腐剤」は見当たりませんでした。

 

 

でも、この成分表にダマされちゃいけません。

 

 

あまり知られていませんが、世の中にある95%以上の化粧品は、ひとつの会社だけで作られていません。これのどこに問題があるのか? ちょっと面倒な話ですが、とっても大事なことなので、できるだけわかりやすく解説しますね。

 

例えば「植物由来の美容エキス配合化粧水をつくろう!」と思ったら、メーカーは、「原料メーカーA」から植物エキスを購入して、さらに香り成分を「原料メーカーB」から購入して... と、複数のメーカーから原料をかき集めるところからスタートします。

 

そうやって集めた複数の成分を自社で組み合わせて(調合して)ボトルに詰めることで、「植物由来の美容エキス配合化粧水」が完成しています。

 

 

さて、今から結構な闇を暴露しますけど、どうか驚かないでくださいね...。

 

実は原料メーカーは、原料を抽出・保管する際に、あらかじめパラベンなどの強力な防腐剤や添加物を使用しています。でも、原料メーカーはまったく悪くないんです。なぜなら防腐処理をしないと植物エキスなんて、あっという間に腐ってしまいますから。

 

 

この原料時点での防腐処理を、業界用語で「キャリーオーバー」と言います。なんと、このキャリーオーバーで使用された防腐剤や安定剤は「成分表に記載しなくても良い」という驚きの法律があるんです!

 

 

  • 無添加化粧品と名乗って販売されている化粧品...。
  • 裏側の全成分表を見ると、たしかに添加物の記載はない...。
  • でも!実のところは、キャリーオーバー時点で防腐剤や合成の安定剤が、しっかり使用されている!

 

 

ここまでのお話は、すべて真実です。だからもう二度と無添加化粧品のイメージに騙されないでくださいませ。

 

 

 

防腐剤はあなたのお肌を守る「ボディーガード」

 

こうした話をすると、防腐剤がまるでお肌の敵のように感じてしまうかもしれませんね。でも、防腐剤そのものは決して悪者ではありません。水分や栄養が豊富な化粧品は、防腐機能がなければ数日で雑菌が繁殖し、肌に塗るにはあまりに危険な状態になってしまいます。

 

真面目なメーカーは、肌への負担を少しでも減らすために、天然由来の抗菌成分を研究したり、防腐成分の配合量を限界まで減らす挑戦をしたりと、日々誠実な努力を積み重ねています。

 

防腐剤は、私たちが化粧品を最後まで安全に使い切るために、どうしても欠かせない大切な役割を担っているんです。

 

 

本当の問題は、防腐剤が入っているかどうかではなく、企業の「姿勢」にあるのではないでしょうか?

 

防腐剤の恩恵をしっかりと受けて製品の安全性を保っていながら、あたかも「うちの製品は添加物を一滴も入れていないピュアな一品です♪」と消費者を騙すようなことをしている無添加化粧品メーカーが、確実に存在していることが、この問題の本当の闇の部分だと、私たちは考えています。

 

 

お肌の健康を第一に考えるよりも、「どうすればもっと売れるか」という広告表現ばかりを優先する...。そんな不誠実な業者による「買い手さえ見つかればいい」という考え方こそが、無添加という言葉の裏側に隠れた、一番注意すべき点なのかもしれません。

 

 

 

次に化粧品を選ぶときは、その言葉の響きだけでなく、作り手の誠実な想いにも目を向けてみてくださいね。


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